こだいらぽんたの「基礎学力」勉強日記(倉庫)

過去にアップした記事をここにまとめています。

「元ネタの小説が読みたい!ぽんたを書店に走らせた入試問題」桜蔭中学校(2015年国語)+127日目(数学)

f:id:kodairaponta:20170210193323j:plain

読書の偏りを補うべく、中学入試の問題集(国語)を読むことにしたことは以前書いた。やる順番はどうでもいいのだが、とりあえず偏差値の高い中学校から読み進めることにした。でも偏差値が高いからといって、心躍る文章に出会えるとは限らない。小学生が読めなければ意味がないから出題範囲も限られてくるだろうし、入試問題だから文章も短く切り取らなければならない。出題者の先生方も頭を悩ませているのだろう。
ところがついに、ぐっと引き付けられる文章に出会った。水や空気の冷たさが伝わってくる。陽のまぶしさで目を細めてしまう。木の匂いもする。描写に迫力があったので、元の小説がどうしても読みたくなり、すぐに書店に買いに行った。
桜蔭中学校(2015年)出典:木内昇『櫛挽道守』(集英社
「くしひきちもり」と読む。時代は幕末。(ちなみに、時代背景が幕末だということは問題文からはわからない)
舞台は「藪原宿」という中山道の宿場町だ。主人公の登勢(とせ)は、櫛職人吾助を父に持つ。櫛挽は男の仕事だ。だが、登勢は櫛挽の仕事に心を奪われる。同時に、父が櫛を挽いている姿に身の引き締まる思いや畏れを感じてもいる。
そんな登勢の元に縁談の話が舞い込む。吾助と妻は承諾する。だが、登勢は明らかに櫛挽の素質がある。吾助も十分わかっている。しかし、時代が登勢を櫛挽の世界に入ることを許さないのだ。いったいこれからどうなるのだろうと思わせるところで、なんと問題文が終わってしまう。そりゃないよ、と思った。入試問題は短すぎる。
幕末の時代を描いた小説はたくさんある。そのほとんどが坂本龍馬桂小五郎など明治維新を推し進めた「英雄」を描いたものだ。だが私は、幕末に普通の人々がどう生き延びたのか興味があった。だから普通の人々について書かれたものがずっと読みたかった。職人の世界にも憧れる。読んだらすぐに読書ノートにあげるつもりだ。
男性のような名前だが、木内昇さんは女性だ。読書家にとっては有名な存在らしいが、私は知らなかった。楽しみで仕方ない。すぐに読もう。

◎勉強日記
<数学A>
「初めから始める数学A」9th day「n進法と合同式」の解説を読み、練習問題を解く。10進法に慣れ過ぎているので、10進法で表記するのが当たり前のように考えていた。しかしよくよく考えてみると、1から10までの数字を使えば、どんな自然数も表記できるなんて素晴らしいことだ。人間は手の指が10本だから10進法を使い、コンピューターはオンとオフの2種類しかないから2進法を使っているという説明に納得した。
n進法の計算はすんなり入れた。2進法同士の計算で1+1=10だの、10-1=1だのにほんの少し戸惑ったが、慣れると意外と面白い。
分数の小数表示で、「既約分数の分母の素因数が2と5のみであるとき、この既約分数は有限小数となる」という条件もなるほど、だ。言われてみれば確かにそうなるような気がする。もっとも数学のスペシャリストはこんなあいまいなことは言わず、ささっと証明するに違いない。
合同式は例題がなくて、わかったようなわからないような感じだ。こちらの方はあまり頭に入らなかった。
   ↓
問題集「基礎問題精講」91「2進法」から97「ガウス記号(Ⅱ)」までの例題のみを解く。ガウス記号は、この問題集で初めて見た。またしてもわかったようなわからないような、もやもやした状態だ。(ということは、たいして理解できていない)
ガウスは「フェルマーの最終定理」に登場した数学者だ。フランスの女性数学者ソフィー・ジェルマンはガウスを師と仰ぎ、ガウスとの文通から多くのインスピレーションを得た。女性が数学を志すことに偏見を持たれていた時代、ソフィーにとってガウスとの文通は心の支えだった。それなのにガウスは数論から他の数学の分野に興味を移し、ソフィーの手紙に返事も書かなくなってしまうのである。どうもそれ以来、「ガウスは冷たい男だ」と思うようになった。
だからガウス記号も頭に入らないのだ。というのは冗談だが。

(2017.2.5)